2016年2月19日金曜日

【Plugin】NEW Delay_Boxのバージョンアップ(DLあるよ)

以前にDelay_Boxの記事を書きました。この記事では、現在のフレームと1フレーム前の差分を利用したタイヤの回転Rigを説明する記事でした。この記事の段階のDelay_Boxのバージョンですと色々な不都合がありました。どんな不都合かといいますと、タイヤの回転を実現するために1フレーム前の値を1回だけ出力するようにしてました。なぜ1回だけ出力するようにしたかというと、MotionBuilderのコンストレインの計算がマシンスペックによりますが、1フレームに1回というわけではなく、1フレームの間に何十回、何百回と計算されます。そうすると回転の足し算が1フレームの間に何回も行われてしまい、アニメーション再生中にタイヤが滑って見えてしまうからなのです。

ただこれですと、通常の使い方の時にはこれまた逆に都合が悪くなってしまいます。
1フレームの間に、任意のフレーム遅らせた値を1回だけ出力した後は入力値を出力することになっているので、1フレームの間で遅らせた値、入力値というようになり、チラついた表示になってしまうのです。

なので、新しいコネクターを追加しました。

「4_Once_Check」というコネクターを追加しました。
このコネクターはBool値でONとOFFを設定するようになっています。

ONのときは、1フレームに1回だけ指定したフレームで遅らせた値を出力するようなっています。
OFFのときは、通常通り指定したフレームで遅らせた値を何回も出力するようになっています。

これらの機能を説明するサンプルファイルもUPしています。
中身は以下のGIFアニメーションを参考にしてください。


Download
MotionBuilder2014 64Bit

2016年2月14日日曜日

【Plug-in】NEW MotionBuilderでSplineIKをセットアップするPlugin

以前にパス(カーブ)の全長を出力するプラグインを使用してのSplineIKを実現する記事を書きました。ただ、その記事では問題が3つあります。

問題1.セットアップが全て手動なので時間がかかり、ヒューマンエラーが発生しやすい

問題2.カーブ上に骨がないカーブ形状のケースがある

問題3.Plotに対応していない

上記3つの問題がありました。

そこでいつものいつもの無いなら作ろうの精神で、これら問題を解決したSplineIKをボタンでポンっとセットアップするプラグインを作成しました。


上記動画ではカーブを制御するのにオリジナルのプラグインを使用していますがこちらの記事を参考にしてカーブを制御することが出来ます。

このセットアップするプラグインでは問題1、問題2が解決出来ております。
問題3ではPythonスクリプトで問題を解決しております。

これらセットアップするプラグイン、スクリプトをセットにしたプラグインを以下のサイトで販売をしております。



2016年2月5日金曜日

【Plugin】DampingPotisionBoxの強化バージョンSpirngBox

MotionBuilderでアニメーション付けていると度々出てくる作業として、遅れて付いてくるアニメーションを作る事です。もっと厳密に言うと慣性が働いて動くようなアニメーションです。具体的な例をあげますと、うさぎの耳の動き、太ったおなかがブルルンって動くようなものや女性の胸の動きなどなどあります。
もちろん、そこに魂を込めたキーフレームアニメーションで作成する方がもちろんいいアニメーションが出来ると思いますが、カットシーンなど長いドラマ芝居の場合はやっぱり自動で動いてくれる方が効率的な場合があります。

MotionBuilderではRelationコンストレインの中には「DampingPosition」Boxなど遅れて付いてくるような動きを実現できますが、いまいち数値の値が分かりにくかったり、アニメーションが収束した時に急にピタッと止まってしまうことがあります。

そこでいつもの無いなら作ろうの精神でSpringのような動作を実現するRelationコンストレインのBoxを作成しました。



もちろん、再生中の動作とPlotの動作は同じになるよう作成しています。

こちらのSpringBoxプラグインも準備出来次第STORESで販売する予定です。

プラグインの販売準備が出来ました。以下のリンクから購入出来ます。