2012年5月6日日曜日

【Rig】フェイシャルのRigについて

フェイシャルのアニメーションを付けようしたときにまず考えることは、
どういうRigにしようかといつも考えてしまいます。基本骨で制御されているものとして考えていきます。

ぱっと、思いつくのは感情を表すスライダー、母音を表す口パク用のスライダーを基本として思いつきます。これでだいたいのアニメーションは付けられると思いますが、細かいニュアンスを味付けしたいときとかはスライダーだけでは限界があります。

そこで、スライダーで動かすことができつつ、直に骨も動かせるような2重構造を作ります。
この状態で細かいニュアンスも付けることが出来るようになります。
この2重構造のRigであれば、どんなアニメーションをつけることが出来ることが出来ると思います。

ここまで来たら次に考えるのは、効率的にアニメーションをつけるために感情スライダーをどこまで用意すればいいのかということです。人の感情は喜怒哀楽だけではなく、他にも豊富にあります。
その感情だけ全部スライダー用意すれば問題ないですけど、アニメーションを付けるキャラクターの性格など考えると使わない感情など出てくることがあります。

そこで感情スライダーの変わりに1つの方法としてFACS(Facial Action Coding System)という考えで動くスライダーを用意するというのがいいのかと思います。

FACSを簡単にいうと、眉や目、口、など顔を部分に分けてそれぞれを上げる下げる、すぼめる広げるなどなどの動きに分けて、顔の表情を表すという考えの物です。
参考URL: http://www.cs.cmu.edu/afs/cs/project/face/www/facs.htm

これらの動作1つ1つをアクションユニットと言い、このアクションユニットを組み合わせればだいたいの感情を表すことが出来ると言われています。

FACSの考えで作られたスライダーと、口パク用のスライダー、さらに直に骨を動かす2重構造のRigが今のところ私が考える最適化されたフェイシャルのRigとしていいのかと考えています。

ただ、他にも使いやすいRigがあるかと思いますし、使い慣れたRigが良かったりもします。

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