2013年1月9日水曜日

レイアウトと黄金比

明けましておめでとうございます。
前回からだいぶ開いてしまいましたが今年一発目の更新です。
これからもよろしくお願い致しいます。

さて、
写真や映像を作っているときに大事な事として、見せたい被写体を画面のどこに収めるかがあります。いわゆるレイアウトまたは構図ってことですね。

被写体をどこに収めるのにこれという決まりはありません。むしろ自由です。
ですが、いわゆる定石とも言うべき安定した構図が存在します。

その1つに、画面を黄金螺旋(ゴールデンスパイラル)で作図した点に見せたい被写体を配置するということです。

黄金螺旋とは以下のような線です。
これは黄金比の縦横比1:1.618の比率の長方形の中に同じ比率の長方形を書いていき
長方形を分割してできた正方形の辺の長さを半径とする円弧を繋げたものです。

この黄金螺旋で作図された点に配置すると、自然な視線誘導として見やすい配置なります。
上図では右下に配置されてますが、上下左右反転しても問題ありません。


他には対角線を引き、その対角線と垂直になるように垂線を角から描いて交わった点に配置する方法です。

 
これら交点にみせたい被写体を配置するとみやすい安定感のある画になります。
 
 
ただ映像の解像度には、1920x1080ピクセルや1280x720ピクセル、640x480ピクセルなどなど様々存在します。これらに対して黄金螺旋や対角線の補助線を描いていくのは面倒でネットを色々探してみると嬉しいことに、PhotoShopのスクリプトでこれら補助線を描いてくれるのを以下のサイトで発見しました。
 
これを使えばどの解像度のサイズでもボタン一発で補助線が出来るので嬉しいもんです。
 
 
 
ただここまで書いてきた構図の取り方は1つの方法で、映像の場合前後のカットの関係やカット切り替えのタイミングなど様々な要素が絡み合ってくるのでこの方法が必ずしも良いというわけではありません。けれど、映画など映像作品を補助線をかぶせて見ると面白いことに、これら補助線のところに被写体を配置している構図が多いものです。
 

2 件のコメント:

  1. Toshiyuki Momose2013年1月18日 17:13

    密かに俺のおかげなのです…w

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    1. もちろん百瀬さんのおかげですよw
      これからも色々勉強させてください。

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