2013年7月29日月曜日

【Tips】MotionBuilderのRigidBodyシミュレーション

MotionBuilderには便利な機能として剛体の物理シミュレーション、いわゆるRigidBodyシミュレーションがあります。
MoitonBuilderのRigidBodyシミュレーションのメリットとしては、やはりリアルタイムで動いてくれるのでトライ&エラーが何回も出来るところです。
デメリットとしては、複雑な形状をシミュレーション出来ないことですが、プリミティブのオブジェクトを組み合わせて複雑な形状を近似させてあげれば問題ありません。

例えば下図のような形状を近似させることをやってみます。


複雑な形状を近似させる事とは、プリミティブの形状を複数使って形を似せるってことです。
今回はCylinderとCubeを使って、近似させてみました。(赤いワイヤーフレームの物です)




これらをまとめるNullを1つ出して、この形状の重心の位置にくるように配置します。


このNullが親になるようにプリミティブをペアレント化します。

次にRigidBodyをNullへドラッグ&ドロップしてアサインします。


RigidBodyのプロパティで、Correct Mass Center のチェックをオフにします。


ここまで設定すれば後はいつも通りのシミュレーションのやり方です。
適当なアニメーション付けて、RigidBodyのプロパティのActivationのPassiveとActiveにキーフレームを打ち、キーフレームアニメーションからRigidBodyシミュレーションへと変わるように設定します。


その結果が以下の動画です。


今回のRigidBodyシミュレーションのポイントとして、複数のプリミティブをNullでシミュレーションするということと、そのNullが形状の重心になるということです。
これを応用すれば、色々な形状をRigidBodyシミュレーションさせることが出来るようになります。

 

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