2016年12月27日火曜日

【Review】MoitonBuilder2017 Security Fix バージョン

MotionBuilder2017がリリースされて少しだけ触ってみたところ良い点と悪い点が見えてきました。

【良い点】
・SplineIKが使用出来るようになった
・スケマティックビューで縦方向にも整列出来るようになった
・軌跡でモーションを修正できるようになった

【悪い点】
・SplineIKのRoll方向のアニメーションがPlotに対応していない
・コンストレイントをフォルダにいれるとおかしな動作をする

上記のような事がわかりました。
悪い点が作業中に重要な事なので早く直って欲しいと思っていたところ
12月5日にサービスパックではなくてセキュリティ修正バージョンとしてMotionBuilder2017 Security Fixがリリースされました。

https://knowledge.autodesk.com/ja/support/motionbuilder/downloads/caas/downloads/downloads/JPN/content/autodesk-motionbuilder-2017-security-fix.html


細かい修正内容が記載しているReadmeを読むと、

Dragging a constraint into the Navigator constraint folder duplicates the constraint
上記の悪い点のコンストレイントをフォルダにいれるとおかしな動作をするが修正されているようです。地味な事ですけど実作業しているとコンストレイントを整理する事が多々あるので嬉しいですね。

しかし、今回のMB2017の目玉機能であるSplineIKについて何も修正が入ってる様子はないので、悪い点のRoll方向のアニメーションがPlotに対応していないのは未だ修正されてないかったです。

これは結構クリティカルな問題でアニメーション作業中の物とPlot結果が違う事になります。結局はMotionBuilderのSplineIKはまだまだ実作業に耐えうるレベルにはなっていないということですね。

一応の解決策として、SplineIKで拘束されている骨を選択した状態で
1フレーム移動してキーフレームを打つ、1フレーム移動してキーフレームを打つ、という作業を繰り返せば、作業中の物と結果が一緒になります。

以下の動画はSplineIKのセットアップと一応の対応策の1フレーム移動してキーフレームを打つを繰り返す方法を示した物です。




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